働き方の多様化!タニタの新しい「社員を大切にする形」とは?

お互いの望む働き方をするために!タニタの新しい取り組み


こんにちは。

株式会社ライフデザインワークスの伊東です。


「タニタ」という会社を全く聞いたことがないという方は、少ないのではないでしょうか。言わずとしれた、体脂肪計やタニタ食堂などで有名なタニタです。

そんなタニタが最近働き方について新しい取り組みを始めたとの記事を見つけたので、紹介します。


社員に頑張ってもらう為に、社員を辞めてもらうという発想


私が見つけた記事によると、タニタでは「社員という働き方の他に、退職後にそれまでの仕事と収入を補償する業務委託契約を個人事業主として結ぶ」という働き方があるとのことでした。


「もっと稼ぎたい」など成長願望がある人は自分でその場を探すことも可能になります、就業時間とオフィスに縛られなくなるので、ワーク・ライフ・バランスが自由に決められるようになるとのことです。


転換するタイミングは希望制で、2017年に制度を導入し、現在では24人の元社員が社内で働き続けています。


独立を目指し、タニタでの仕事をしつつ大学へ通う人、介護と自分の好きなこととタニタの仕事を全て大事に取り組んでいる人など、さまざまな人が自分の希望を叶えるための働き方として選択していることがうかがえます。


代々受け継いだ「ヒト」を活かす為に‼新しい仕組のきっかけ


改革を始めたのは3代目社長、谷田千里氏です。社長になったのは、それまでの主力商品の特許が切れ、リーマン・ショックによる世界不況など経営状況が下り坂というタイミングでした。


その中で見出したのは、「社員の処遇が重要である」ということ。継いだのはヒト(社員)、モノ(生産財)、カネ(資本)の経営の3資源であり、中でも体組成計などヘルスメーターを開発・販売する知識とノウハウを持つ社員一人一人であるということです。


頑張る社員にしっかり報いる仕組みを作り、ずっと働きたいと思ってもらうことを実行するために正社員として雇い続けることが難しい。だったら、業務委託契約を個人事業主として結び、120%の努力に120%の収入で報い、いつどこでどれだけ働き稼ぐことを決めてもらうという仕組みをつくったとのことです。


さいごに


社員に頑張ってもらうために、社員を辞めてもらうという発想がとても新鮮で、面白いなと思いました。

「一緒に働きたい」と選ばれるのは、働く側でなく会社側もそうであるという時代になることを感じられました。


参考

日経新聞『さらば正社員~タニタの挑戦』

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55175580T00C20A2LB0000/

㈱Life Design Works伊東のブログ

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