新しい時代の研究所は都会に出来る!研究所に起きている変化

こんにちは。

株式会社ライフデザインワークスの伊東です。

皆さん、「研究所」はどういうところにあるイメージでしょうか?

私の中では、田舎の広い土地をふんだんに使って、白衣の研究員が試験管を振っているというイメージがありました。

しかしながら、最近はそんな研究所のイメージから大きな変化が起きているという記事を見つけました。


これからの研究所は街ナカに建てる?交流の中から生まれる新たな開発

2019年の4月、資生堂は研究・開発の革新拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター:S/PARK(エスパーク)」を横浜みなとみらい21地区に開設したとのことです。外部と共同研究する他、一般客と研究員が交流できる「場」を設け、オープンイノベーションを推進しています。似たように作られた施設は多いですが、最大の違いは外部企業や研究機関だけでなく一般客とのコラボレーションを狙っていることです。

テクノロジーは日々進化していると同時に、顧客の生活や購買行動の変化も起きているいます。状況に対して研究員が敏感であるために、横浜に研究所を作っています。

今までのように研究員だけでなく、企業も顧客も一緒になって開発がされていく流れであることが分かります。交流を通していく中で開発を行うために、これからの研究所はどんどん街ナカに出来ているのだとしたら、駅前に研究所が隣接しているという景色になっていくのかもしれません。


企業のコラボへも発展するかも!ご近所付き合いから発展する新しい発展

横浜みなとみらい21地区に研究開発拠点を設立するのは資生堂だけではありません。20年9月には村田製作所もオープンする予定となっています。通信や自動車、エネルギー、IoT関連などの市場に向けた研究開発の新たな拠点になります。例として、自動車向けの電波暗室を設置し実際に自動車と同じような環境で試験ができるなど今までにない研究開発が出来るようになります。

同時に、横浜みなとみらい21地区に研究開発拠点を移すメリットとして、「外部と取り組み、如何に新しいものを作るか」にあります。

もともとはコア技術を守るために積極的ではありませんでしたが、今後はより交流出来る機会を生かし、議論したことをすぐに実験出来るようにするなどの設備を作っていくとのことです。ご近所での交流する機会も増えるかもしれません。資生堂と村田製作所は業種が全くちがいます。しかしだからこそ、一緒に取り組むことで新しいものが生まれる可能性があります。


まとめ

研究所=田舎にあるといった常識が変わってきているんだなと気づきました。働く場所の選択肢がより広がっていることは働き方の変化にもつながります。また、ユーザーや他業種などいろんな人と一緒に取り組んでいくという姿勢が必要になっていくのではと感じました。


出典

日経新聞『資生堂・村田研究所・・・「街ナカ」研究所続々のワケ』

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45243660U9A520C1000000/

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